タグ

#国際比較

5件の記事 · 記事を検索

bloodline

【分析】Lucency とは何者か — 米国では allowance 止まりの馬が、なぜパドレガルシア新競馬場で無敵になったのか

フィリピンで4連勝中の Lucency(父 Tapwrit)は、米国では18戦6勝・賞金約30万ドル、1歳時の落札はわずか1万8千ドルの allowance クラスの馬だった。Belmont 馬 Tapwrit を父、名繁殖牝馬の父 Giant's Causeway を母父に持ち、Mandy Pope の Whisper Hill Farm がケンタッキーで生産した良血馬が、なぜ現地で支配的なのかを、血統・米国時代の戦績・輸入馬の質という観点で出典付きで整理する。

race-review

【現地ニュース】Lucency がポルシェ・カップを圧勝し4連勝 — 同厩 Student Regent は3歳レコードで Isa Bell 超え、Dante Salazar 厩舎が主役に

パドレガルシア新競馬場のポルシェ・フィリピンカップ(1650m)を、Joseph Dyhengco 所有の6歳牡馬 Lucency(父 Tapwrit USA)が1:39.32で圧勝し、直近4連勝・累計着差38.5馬身とした。同日の Audi カップでは同じ Dante Salazar 厩舎の3歳馬 Student Regent が1:41.45の3歳コースレコードで Isa Bell の記録を更新。レーティングで上位の馬を退けた背景には、ペナルティのない特別条件戦の構造がある。

race-review

【現地ニュース】Gentle Dance が三冠第2戦を6馬身差で圧勝 — 無敗 Isa Bell が不良のメトロマニラターフで大敗、最終戦は混沌へ

Philracom-PCSO Triple Crown 第2戦(メトロマニラターフ・1800m)で、Claudio Angeles 厩舎の3歳牝馬 Gentle Dance が2着 Everest に6馬身差をつけ圧勝した。第1戦をレコードで制した無敗の本命 Isa Bell は不良馬場で大敗。7月19日にパドレガルシア新競馬場で行われる最終戦(2000m)は、第1戦と第2戦で勝ち馬が割れ、Isa Bell と Gentle Dance の一騎打ちになった。

race-review

【現地ニュース】Isa Bell が Philracom-PCSO Triple Crown 開幕戦快勝 — コロナと旧2競馬場の閉鎖を越え、5 年ぶり 3 冠挑戦が動き出す

Bell Racing の無敗牝馬 Isa Bell が、Philracom-PCSO Triple Crown 第1戦(1650m)を 6.5 馬身差で快勝し、3 歳のレコードまで更新した。注目したいのは結果よりも、2020 年 Heneral Kalentong 以降は新型コロナと San Lazaro / Santa Ana 旧 2 競馬場の連鎖閉鎖でフィリピン 3 冠の体系自体が組めなかったこと、その挑戦が新拠点パドレガルシア新競馬場の開設で 5 年ぶりに再起動した、という構造のほうだ。距離・歴史・賞金の3軸で日米クラシック路線と並べつつ、この再起動の意味を読み解く。

comparison

【分析】アジア競馬の「眠れる巨人」? — フィリピンは「供給先行型」の新興市場だ

パドレガルシア新競馬場の開設を機に、フィリピンへ競走馬が大量流入している。「アジアの眠れる巨人」という見方は誇張だが、フィリピンは施設と血統が需要に先行する「供給先行型の新興市場」という明確な類型だ。日本・香港の需要主導モデルとは立ち上がりの順序が逆なので、賞金やレースグレードだけで見ると小さく映りやすい。伸びしろと速さという別の物差しで読み解く。